アイソメではなくパースが必要な場合

Revit(レビット)を使って建物を3Dで入力すると、視覚的に分かりやすい絵が簡単に表示出来ます。

3DCADが持っているその大きなメリットが、実際の画面ではどんな感じになるのか。

そのあたりを前回、前々回と何枚かの画像を交えて説明してみました。

30分程度で作成した建物を例にしましたから、「おお、これは!」という画像はないですけども。

もちろん本来の建築図面であれば、もっと細かい部分を検討する必要がありますから、作図にはもう少し時間がかかります。

でも、それはきっと2Dで図面を書いたとしても同じですから、ここで時間について詳しく書くのは止めておきましょう。

そうして簡単な建物を作成して、3Dビューに表示して、みたいなことを実際にやってみたら……

ちょっと簡単で適当な建物であっても、それなりに分かりやすい状態で見ることが出来る、ということが分かりました。

百聞は一見に如かず、ということで、画像を見れば何となくイメージが掴めるんじゃないかと思います。

このようにRevit(レビット)は、視覚的なイメージを簡単に表示するという便利な機能を持っているんですね。

しかし、Revit(レビット)が持っている機能は、何も「分かりやすさ」だけをメインにしたものだけではありません。

もっと「見た目」を重視した、正式な外観パース・内観パースを作成することも可能です。

ということで、今回はRevit(レビット)のレンダリング機能によるパースを取り上げてみましょう。


■パースとアイソメ

前回簡単に紹介した、建物の外観イメージを分かりやすく伝える為の画像は、厳密にはパースと呼ぶものではありません。

画像はRevit(レビット)の操作画面である「3Dビュー」をそのままキャプチャーしたもの。

これは以前説明したような「パース」にはなっていない状態なんです。

パース=遠近法になっておらず、 アイソメトリック=等角投影、通常はアイソメと呼ばれる方式で描かれます。

パースでは遠くにある物体が小さく見えるという特徴を持っていますが、アイソメは遠くの物体も同じ大きさで見えてきます。

CADの操作画面としては、おそらくアイソメの方が簡単で分かりやすいし計算も楽だという理由があるのでしょう。

Revit(レビット)を操作する際に必要なのは、あくまでも「分かりやすさ」であって、リアリティではありませんから。

Revit(レビット)を操作して3Dモデリングをする際には、アイソメ表示される3Dビューを確認しながら図面を書いていく。

そんな手順になる訳ですけど、これはあくまでも作業用の画面。

もちろん図面にこの3Dビューとしてはそれで充分なんですけど、もっとリアルに建物を表示したい時など、アイソメでは困る場合もあるんです。

■パースとレンダリング

Revit(レビット)を使って作成した3Dモデリングデータを利用して、リアリティのある建物の外観や内観を作成したい場合。

建物にリアルを求めるような時に利用する手法として、ようやく「パース」が登場することになって来ます。

3Dビューは確かに分かりやすいですけど、さすがに本物に近いリアルな画像とは言えないですからね。

また、アイソメは非常に分かりやすいんですけど、実際に人の目で建物を見た場合とは少し違うんです。

人の目には必ず遠近法という考え方がある訳ですから、

そのあたりが、Revit(レビット)の3Dビューが持っている機能の限界と言えるでしょう。

3Dビューは最初からリアリティを重視するという目的ではなく、「分かりやすさ」を目的としています。

だから仕方がないことだとは思いますけど。

もっとリアルに、人がその建物を見た際の絵が欲しい、という要望はよくあるんじゃないかと思います。

そういう要望があった場合でも、もちろんRevit(レビット)はそれに応えることが出来ます。

ということで、レンダリングという概念については次回に詳しく書いていくことにします。

 

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