レンダリングが持つ特徴とは

Revit(レビット)が3DCADとして持っている、作成したモデルをリアルに表現する「レンダリング」と呼ばれる機能。

前回は簡単な例を挙げて、通常の3Dビューやカメラビューの見え方とどれくらい違うかについて説明をしました。

照明を配置したり、背景の画像をリアルにしたり、きちんと3Dモデリングされた家具を配置したり。

そうした手間をかければ、作成した3Dモデルが驚くほどリアルな画像に変わってくれるんです。

これは色々と大変な部分もありますけど、非常に楽しい仕事ではないかと、個人的には思っています。

何だかもの凄く「3Dをやってる!」っていう気分になりますよね。

地道な3Dモデリングをしている時も、同じくらい3Dをやってる訳ですけど、やっぱりレンダリングの方が楽しい気がします。

まあ実際には、細かく設定をして「レンダリング」ボタンをクリックしたら、後は待つことしか出来ないんですけどね。

ということで、今回はそんなレンダリング機能が持っている特徴について、いくつか説明をしてみたいと思います。


■光源と影の設定

レンダリングをする際には、太陽の位置や照明の位置を指定して、それを光源として設定することが出来ます。

光源があると言うことは、要するに影があると言うことで、その光源からどんな影が出来るかを計算して表示してくれるんです。

3Dモデルをリアルに表現する為の要素として、この「光源」と「影」は非常に大きな存在と言えます。

少し高級な旅館をネットで調べたりすると、建物の外観は夜に撮影されていることが多いです。

光源である照明を巧みに配置して、写真の見映えを良くする狙いがあるのだと思います。

夜だからあまり影は出ませんけど、写真のリアリティや見映えを考えると、夜景が良いかという話になるのでしょう。

それと同じように、Revit(レビット)でも、照明を配置したり太陽の位置を設定したりして、よりリアルな画像を作成することが出来ます。

太陽の位置は基本的に、その建物がどこに建つのかと、何月何日の何時なのかによって決まってしまいます。

なので当然、建物の場所と季節、時間を設定することが出来て、それを決めれば太陽の位置は自動的に配置、という流れ。

こうした設定を作り込めば作り込むほど、レンダリングして作成する画像は現実に近づくことになります。

もちろん、Revit(レビット)を使って設定をする人のスキルやセンスによっても結果が全然違いますけど。

■マテリアルという考え方

また、ガラスだとかコンクリート面だとかタイルだとか、そうした材料の見え方を個別に細かく指定することも出来ます。

Revit(レビット)では、3Dモデリングをした要素がどんな仕上面を持つかの設定を「マテリアル」と呼びます。

そのまんまです。

これらのマテリアルは全部自分で用意すると大変ですけど、Revit(レビット)が最初からある程度用意してくれています。

こんな感じですね。

 

マテリアルの一例

 

だから、用意されているマテリアルを利用すれば、ある程度現実的なレンダリングをすることが可能です。

前回例に出した建物も、Revit(レビット)が用意しているマテリアルを利用しています。

あまりリアルじゃないのは、マテリアルのせいではなく、私のスキルとかけた手間の少なさが原因。

デフォルトで用意されているマテリアルではリアルにならない、という訳ではありませんよ。

用意されているマテリアルでは足りない場合には、実際の写真をテクスチャとして貼り付けることも出来ます。

本物の写真を上手く貼りつければ、レンダリングして作成した画像がリアルになるのは当然ですよね。

実施あの条件に近ければ近いほど、設定項目を細かくやればやるほど、実際建物が完成した状態に近づいていきます。

こうした機能は、建物を建てる前に実際どんな見え方になるか、という検討をしたい場合の強力な武器になるはずです。

 

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