レンダリング処理後は画像となる

前回はRevit(レビット)でレンダリング処理をする際に、基本的な部分でどんな問題点があるのかを考えてみました。

仕事ですから時間がかかるのはある程度仕方がない、ということは、理屈ではきちんと理解をしています。

でも、レンダリング処理を3時間待ったりしていると、やってられないという気持ちになることもあります。

仕事で急いでいる時は特にそう感じますし、そもそも仕事で急がないシチュエーションなんて少ないですから。

最近はパソコンのスペックも良くなっているので、ひと昔前ほど悲惨な状況にはなりにくいですけど……

それでも、レンダリング処理を実行してから食事に行くとか、そういうやり方を工夫する必要はあると思います。

仕事の手順を考えて、レンダリング実行をしている間にこれをやっておいて……みたいな感じですね。

これはまあどんな仕事でも一緒ですけどね。


■レンダリング後のデータ

レンダリング処理をしたデータは、写真のように綺麗な仕上がりとなって見映えが非常に良いです。

しかしその代わり、本当に画像データでしかなくなってしまうという欠点を持っています。

この特徴は、レンダリングをする前にしっかりと把握をしておいた方が良いと思います。

これのどこが欠点なのかというと……

3Dビューやカメラで3Dモデリングを見ている状態では、「もう少し右に回転した絵を見たい」がすぐに出来ます。

3Dモデリングをきちんとやっていれば、それが出来るのは当たり前の話。

もうそれこそマウスを1秒くらい動かせば、自由なアングルから好きな状態で見ることが可能です。

でも、一度レンダリングをした画像は、単純な画像データだから同じように回転して見ることが出来ないんです。

レンダリングするアングルを一度決めてしまったら、あとはずっとそのアングルから見ることしか出来ない。

これがレンダリングの大きな特徴です。

■一度決めたアングルは変えられない

これをもう少し分かりやすく、自分の目で見る風景と、そこから撮影した写真に例えると……

自分の目で見る風景であれば、自分で移動して風景を自由なアングルで見ることが出来ます。

これがRevit(レビット)で言う「3Dビュー」の状態で、どんなアングルからでも視点は自由です。

そこで「このアングルが良い」ということで、そこからカメラで撮影をした状態が、レンダリングした状態と同じ。

撮影した写真を現像して、その写真を見て「もう少し右が見たい」と言ってもそれは出来ませんよね。

違うアングルから見たければ、もう一度違うアングルを決めて、そこから改めて写真を撮影する必要があるんです。

レンダリングの感覚はそれに近いものがあります。

レンダリングした画像を見て、アングルが少し気に入らない場合も当然あると思います。

そんな場合には、もう一度3Dビューでアングルを調整して、再度レンダリング処理をする必要があります。

もう一度現地に行って写真を撮るのと同じように。

もちろん光源や影などの計算処理は最初からですから、また同じくらい時間がかかる処理を待たなければいけない。

当然のことですが、これを何度も繰り返すと時間なんて本当にあっという間に過ぎてしまいます。

そして残ったのは、失敗したレンダリングの残骸のみ、という状態になる可能性もある訳です。

これは結構辛いことだと思いませんか?

実務としてレンダリングをやってみると、これで苦しむことが結構というか毎回あるので、少し大げさかも知れませんがここで取り上げてみました。

きちんとそれを理解していても、結局はその問題を回避出来ない場合もかなりありますけど。

次回はそんなに時間がかかるレンダリングを、実務でどう処理していくかについて、別のソフトとの連携も含めて考えてみます。

 

このページの先頭へ