CADデータは無料ではない

Revit(レビット)をフルに活用して設計図をまとめた場合でも、他のCADへのデータ受け渡しをする場面は結構多いです。

例え、3Dモデリングからパース、数量拾いや図面作成までを完全にRevit(レビット)でやり切ったとしても。

いや、それらをやり切るくらいしっかりとモデリングした場合の方が、データを求められる割合は多いかも知れません。

こうしてデータをやり取りするのは、CADの時代になってからごく自然に行われてきたことです。

だから、時代が2DCADから3DCADに移ったとしても、他のCADへのデータ変換はなくなることがないはずです。

せっかくRevit(レビット)で3Dモデリングをしたのに、誰からもデータを欲しがられないのも寂しい話ですよね。

そんな気持ちもあるので、2DCADで読み込める形式でデータが欲しい、という話があったら、積極的に渡すことをお勧めします。

データを渡すことによって、紙の図面では読み取ることが出来ない情報を読み取って精度の高い仕事が出来たりします。

また、正確に作図された設計図データを利用することによって、施工段階で単純ミスの減少につながります。

まあ施工段階でミスをしないようにする、という話は、施工する側の責任による部分が大きいです。

だから、設計図のデータがないと間違えやすいです、ではちょっと情けない話ではありますけど。


■データ渡しの注意点

Revit(レビット)で作成したデータを積極的に利用する、ということを先程書きましたが、ここで注意したい点をひとつ。

Revit(レビット)に限らず、設計図のデータは基本的に無料で配布される訳ではない、という点に注意です。

手間と時間とお金をかけて作りこまれたRevit(レビット)のデータですから、その価値は非常に高いものがあります。

そのデータを渡す場合、どのような契約をするかは会社同士の話になってくるし、作成した会社の方針にもよると思います。

私は「積極的データを活用しましょう」と書いていますが、実際にコストをかけて作り込んだ張本人ではありません。

また、仮に私がRevit(レビット)を使って3Dモデリングしたデータであっても、会社が費用をかけて作成している訳です。

だから私が作ったデータだからといって、それが完全に私個人の所有物という訳じゃないんですよね。

私が趣味として、仕事を終えてから自宅にこもって設計した架空の建物データであれば、公開しても大丈夫ですが……

そもそもそんなデータに需要はなくて、基本的には仕事で作成した建物のデータが求められる訳です。

結局は当たり前の話になってしまいますけど、仕事で作成したデータを「非公式な形で」他の会社の方に渡すのはルール違反なんです。

データを積極的に活用しましょう、という話がそのまま「データをタダで渡しましょう」ではない、という点だけは先に書いておきますね。

 

■フロントローディングが原因で

ちなみに、このカテゴリでは「BIM(ビム)」の問題点を色々と書いていく、というカテゴリでした。

ちょっと過去形にしてしまいましたが、書き始めてみると、実際にRevit(レビット)を使って図面を描く場合の問題点がメインになってます。

もちろんそうした具体的な業務の話も大事なんですけど、ここではそれよりも前段階の話を書きたかったんですよね。

Revit(レビット)で設計をすると、何が大変になるかというと、圧倒的に設計者の作業量が増えるんです。

前半に業務を集中させる、という意味の「フロントローディング」という言葉があるくらいですから。

ここで言う「フロント」あたりの業務が集中しているのは、やはり施工者ではなくて設計者なんです。

今まで2DCADで設計をしていたのに、3DCADで設計をする訳ですから、業務量が増えないはずはないですよね。

その3DCADデータを最後まで活用する、というような話の中で、一体誰が特をするのか、誰にメリットがあるのか。

そのような話をするつもりだったのですが、具体的なRevit(レビット)の操作的な話に終始してしまい、それが実行出来ていません。

このカテゴリではデータ変換の話をするだけで終わりにして、こうした根本的な話は別のカテゴリで書いていくことにします。

なかなかレジュメ通りに話が進まないですけど、レジュメがイマイチなのか、私の文章構成がダメなのか。

いずれにしても私に原因があることに違いはないですけども……

 

このページの先頭へ