2DCADよりも時間がかかると

Revit(レビット)を使ってBIM(ビム)の概念を実現する為には、結構な時間と手間がかかります。

手間と時間をかけてプロが作業する訳ですから、当然人件費という名目でお金がたくさん必要になる、ということです。

2DCADに較べるとお金がかかる。

これが、当サイトでお伝えしたかった、BIM(ビム)が抱えている問題点のひとつです。

ただしココで書いておきたいのが、2DCADに較べるとお金がかかるというのは、設計段階での話だということ。

トータルで見てどうなのか、という話はまた別の問題になるし、それはそれでもうひとつの問題点になります。

つまり、BIM(ビム)という概念で作成したRevit(レビット)のデータを最後まで活用出来るのか、という話です。

これはまたもう少し後で詳しく書いていくことにして、今回は作業にかかる時間についてもう少し考えてみたいと思います。


■2DCADと比較して

Revit(レビット)を使って設計図を作成する場合、大体は以下のような流れになるはずです。

1.Revit(レビット)を使って3Dモデリング(情報も入れ込む)

2.そのデータから設計図を作成(モデリングと図面化は違います)

3.モデリングデータをパースにも利用する

4.数量拾いなどでも活用していく

数量などはさておき、設計がやるべき作業としては、まずパースまでになってくると思います。

パースを作成するまでにかかる労力と、今までと同じように2DCADで設計図を作成する労力を較べると……

私の知る限り、今の段階ではまだRevit(レビット)で設計をする方が時間がかかっているはずです。

もちろん、これから少しずつその差は少なくなっていき、いずれ逆転する日がやってくるとは思います。

2DCADとRevit(レビット)とで作業時間に差があるとして、それが縮まる要素は幾つかありますから。

・Revit(レビット)がもっと便利で使いやすくなる

・ユーザーのスキルが上がっていく

大きくは以上の項目があって、ソフトとユーザーのの両方が少しずつレベルアップしていけば……という感じですね。

そういう将来性は確かにあります。

けれど、これを書いている今現在の時点では、まだRevit(レビット)は時間がかかるソフトと言えるでしょう。

まあ私のスキルが低いだけで、他の方は2DCADよりもRevit(レビット)の方が早い可能性もありますけど……

私の周囲を見る限りでは、まだそこまでの次元に達していないな、というのが正直な感想です。

 

■BIM(ビム)は効率化なのか

仕事というのは、様々なやり方を試していく中で、少しずつ洗練されていくのが普通だと思います。

一連の作業が洗練された結果として、少しずつ作業の効率が良くなっていく、という感じ。

どんな工場でも良いんですけど、工場見学とかに行くと、その圧倒的な効率化を自分の目で見ることが出来ます。

もちろん建築の図面は工場でモノを作る事とは違いますから、全く同じ話が当てはまるかどうかは分かりませんが……

Revit(レビット)を使ったモデリングと図面化が、これから少しずつ便利になっていくことは間違いないでしょう。

ただし、Revit(レビット)が今までの2DCADよりも、今のところは時間と手間がかかる、というのもまた事実。

ここで出てくる大きな問題が、そこまでお金をかけてBIM(ビム)をやる意味があるのか、という話です。

建築というのはビジネスですから、基本的に無駄を省いて効率化をしていくことが求められます。

まあこれはどんな業種であっても同じですけど。

効率化を求められる状況にあって、わざわざ手間がかかる3DCADに移行するのが、果たして正解なのかどうか。

これは結構重要な問題だと思いますが、いかがでしょうか。

 

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