LT版にユーザーが期待すること

前回は価格の安いRevit(レビット)ということで、Revit(レビット)LTが発売されたことを紹介しました。

低価格のRevit(レビット)によって一層普及が進むことを、ユーザーとしてはとても期待しています。

そしてきっとAutodeskもそれを期待しているはず。

ユーザーが増えないと実現しないことは、色々な形で存在しますから、ユーザー増加は本当に歓迎です。

……と、実際にマイナーなCADを使って苦労したこともある私としては、心からそう思います。

ユーザーが少ないと、基本的に「〇〇CADの操作マニュアル」みたいな書籍はまず販売されないんですよね。

だってそんな書籍を苦労して書いても、買う可能性があるユーザー数が圧倒的に少なければ、売れないのが分かりますから。

そういう意味では、やっぱり「長いものに巻かれろ」ではないけど、オートキャド(AutoCAD)とかは安定してますよね。

本屋さんとかに行けば、どんな書籍が自分には合うかな、と選ぶ余裕があるくらいにマニュアル本がたくさんあります。

こういうのってRevit(レビット)ユーザーから見ると、非常に羨ましいことなんですよね。

どなたか、あまり売れないことを知りながらもRevit(レビット)マニュアル本を出してくれないかな。

そうしたら多分私は(もしくは会社が)買うと思うんですけど、今はそうした選択肢がない状況なんですよね。

だから、Revit(レビット)LTにはユーザーを増やすという意味でも大いに期待をしています。


■ユーザー視点と経営者視点と

ただし、そうした視点ではなく、1人のプロとしての正直な意見をココで書いてしまうと……

CADソフトの価格が安いことというのは、利用者にとってはあまり嬉しいことではないんですよね。

ユーザーが増える可能性があるのは確かに嬉しいことですけど、それとソフトの機能は別の話ですから。

価格が安くて嬉しいのは、ソフトを使う実務作業者ではなく、ソフト代を支払っている経営者側です。

残念ながら私は経営者ではないですから、Revit(レビット)が安くなる!という話も、あまり関係ない気がしてきます。

「へぇ、そうなんですか」という反応と、あとは「私のRevit(レビット)もLTになっちゃうんですか?」という疑問。

これが実際にRevit(レビット)を使っている方の、正直な反応ではないかと思います。

そんな訳で、機能を抑えた低価格版が発売されたという話も、あまり自分には関係ない話であって欲しいと思う訳です。

出来れば私はLTではなく、通常版のRevit(レビット)を使いたいと思っていますから。

 

■どれだけの機能制限があるのか

とは言っても、会社で働いいている以上はそういう話と全く無関係でいられる訳ではありません。

会社にとって、固定コストを抑えることが出来る選択肢があるというのは、間違いなく良いことですよね。

会社にとって良いことであれば、それはきっと従業員にとっても良いことだと思いますから。

ここで気になってくるのは、通常版のRevit(レビット)に比べてどんなことが出来ないのか、という点。

実際に使う側としては、どれだけ安くなったのかという話よりも、どんな機能制限があるのかの方が大事な話です。

オートキャド(AutoCAD)にも機能制限のあるLT版がありますが、こちらは通常の作図機能はすべて揃っていました。

オートキャド(AutoCAD)LTで機能不足に悩む人は、きっとほんの一握りの人達じゃないかな……

と思わせるくらい、オートキャド(AutoCAD)LTの機能は充実していました。

まあ「充実していた」というのは変な表現で、実際には「そこまで機能を削られてなかった」が正しい表現かも知れませんが。

とにかくオートキャド(AutoCAD)はかなり現実的なLT化、というか簡易版化が出来ています。

ではRevit(レビット)の場合はどうなのか、というあたりを次回は考えてみたいと思います。

 

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